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小林智美 旅行の部屋 トップ>メニュー>旅行>パリ編4

月12日
それぞれ起きてそれぞれ朝食ルームにでかけ、朝御飯を食べながら「おはよう」と挨拶。たあいもない会話から一日がはじまる。このホテルは小さいので朝食ルームもとてもプチ。まるでどこかの家庭で朝食を食べているようで落ち着く。
今日はYちゃんとふたりで出かけることにする。M先生とは別行動。
モンマルトルのほうに「エロティック美術館」というのがあるので出かけてみることにする。地下鉄2番線BLANCHE駅下車。表へ出ると通りの右手に赤い風車(だったと思う)のムーラン・ルージュが見える。BOUELVORD de CLICHY通りを歩いているのだが・・・あやしいお店がたくさん並んでいる。もしかしてストリップ劇場?(・・・って、あるの?)あんまりジロジロ見なかったのでよくわからなかったが、なんと日本の美少女漫画を展示しているお店もあった。

その先にエロティック美術館はあった。
この美術館は世界各国から集められたエロティックな写真や絵、オブジェなどが展示されている。あんまり、いかがわしい雰囲気はない。よく集めたなーというカンジ。
一階のショップで、立体絵はがきでレディーをのぞき見できる・・・なんと言ったらいいのだろう・・・つまり、エロティックな絵はがきを買いました。そうしたら、お店のマダムがサービスでほかに一枚絵はがきをくださった。この美術館はカップルやグループで入場すると、割引があります。
パリには「パッサージュ」というものがある。それは「ガラス屋根に覆われたショッピング・アーケード」のこと。雨に濡れずお買い物ができるアーケード。18世紀の後半から19世紀にかけてできたらしい。京都でいうなら「錦市場」みたいなものであろうか。
Yちゃんと二人で「見てみたいねー」ということになり、出かけることに。
私は画材屋さんに寄りたかったので画材店のある、パッサージュ・ショワズールにまず行くことにした。

地下鉄3号線、カトル・セプタンブル下車。ショワズール通りの先に入り口が。パサージュの中に入ると、なんだか大きなお屋敷に入り込んだ感じがした。天井が高くてノスタルジックなムードがただよっている。平日のせいか人影が少ない。
入り口近くに古書店があったので入ってみた。古本独特のほこり臭い香りがする。ヨーロッパの蝶の図鑑のような折り紙のようなものがあったのでこれをお買い上げ。アマゾンの動物編もあったのでこれも買う。
通りの先に画材屋があったのでここで、なんとかいう海外のメーカーの絵の具を捜したのだけれどもありませんでした。しょうがないので別のメーカーの特色のガッシュを買う。
Yちゃんはアルシュの大きなスケッチブックを見つけ「日本より安いかしら?」「安いより何よりかさばるんじゃない?」と、わたし。うーん、と考えたあげく、買うのをあきらめたみたい。
とことこ歩いているとチョコレート・ショップのご主人が味見にどうぞ、とチョコをくださった。でも買わなかった。ごめんなさい、ムッシュ。
200メーターほどの通りに100軒ほどもお店が入っているということだったけれど、閉まっているところもあって、にぎわいは感じなかった。が、別の時間の流れの中にいるような気がした。
お昼もまわっていたので お腹がすきました。この辺のオペラ座に近い地区には和食のレストランがぽつぽつあります。「ひぐま」というラーメン屋さんでわたしは冷やし中華を、Yちゃんはみそラーメンを注文。久しぶりの日本のあじ。あー。おいしい。
駅に戻る途中、プロヴァンス地方の雑貨を売っているお店をのぞく、お土産用にキッチン・ミトンをお買い上げ。

地下鉄8番線GRANDS BOULEVARDS下車。ここはもう一つ、パッサージュ・ジョフロアがあります。パッサージュに入ろうとすると、三人連れの日本人の女の子達に呼び止められました。どうやら、自分たちの泊まるホテルを捜しているらしい。Yちゃんが地図を見ながら彼女達にアドバイス。
パッサージュには古書店が多いようだ。ここには、気が付いただけで二店ありました。でも、よく似合っているとおもう。切手屋さんとか写真やさん、ビストロ。お店の看板もレトロに見える。ここでは景色が一枚の古びた写真に見えたりして・・・。
パッサージュ・ジョフロアには蝋人形館がある。通りのつきあたりは「ショパン」というクラシックでムーディーなホテルの入り口が。クランク状に折れ曲がって階段を降りると、「シネ ドック」という映画専門店があります。
このパッサージュに来たのは、このお店が目当て。ここでちょっと古びた若い頃のカトリーヌ・ドヌーヴの冊子をゲット。
玩具屋さんをのぞく。ぐるりと店内を見渡すと、タンタンの人形がついた歯ブラシが。買おうかどうしようかと、悩んでいたら「マダム、閉店です。」

駅に戻る途中(またまた)100円ショップのような雑貨屋さんがあったので入ってみると・・・なんだかすてきな箱が売っている。靴を入れるような厚い紙のケースでとってがついていて四隅に金属で補強までされていて頑丈そうだ。大・中・小とあり、きれいなクリーム色だ。安いし(一つ1400円位)。細々した物を整理するのによさそう・・・。と、わたしはこれを買ってしまった。さっきYちゃんに「かさばるんじゃない」なんて言っておきながら、かさばる物を。大・中・小とお買い上げ。持って帰るのに、救いは大の箱にほかの二つの箱が入ってしまうこと。日本ではこんなの売ってないもの。ほかにも天使の模様や、ブルーの花模様など。近くに住んでたら、もっと欲しいくらいだ。何を入れようかな?手紙を入れたり、集めた絵はがきを収納するのなんてよさそうだ。これを手に入れた私はウキウキ気分・・・・と、もう6時30分!こんな時間!M先生ひとりで退屈しているんじゃなかろうか。あわててホテルに戻るとM先生はのんびりガイドブックを眺めていた。M先生はきょうはアベニュー・モンテーニュでウインドゥショッピングしていたらしい。

今晩の夕食はきのうのモロッコ料理のお店のお向かいにある、インド料理屋と決めた。デコラティブな扉を開けて階段を上った2階がお店だ。三種類のカレー、ナン、ライスにタンドリー・チキンを注文。ラッシーも忘れずに。とってもおいしくてYちゃんは「毎晩このお店でたべてもいい」ですって。パリの夜はふけてゆくー。

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