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小林智美 旅行の部屋 トップ>メニュー>旅行>パリ編6

月14日
朝方4時頃ぽっかり目が覚める。
あら、いけない。服を着たまま寝てしまったわ。夕べ遅く、部屋に戻って、おフロから出てから、荷物の整理をしていたのだけど、猛烈に眠くなってベットにころがったまま・・・。ベットのうえにいろいろな物がてんてんと。
荷物をそばの椅子にうつし、着替えてもう一度寝床に入り込む・・・・と、言っても、もうじき朝なんだけれどね。
明るくなってから、再度荷物の整理をはじめた。今日は帰国するのです。せっかく革命記念日なのに。かえっちゃうのです。こちらに来るときに何も考えずにスケジュールを決めたので、革命記念日だなんて忘れていたのです。まあ、仕事の都合もあったんですけれどね。きょうはシャンゼリゼ通りは、騎兵隊や軍事パレードがあるらしい・・・。そらには戦闘機が飛び交うとか。見たかったなあ。
せっせと荷物をつめているのだけど、なかなかかたずかない。なにせ、かさばる物や本をたくさん買ってしまったのだ。どうやってつめよう。帰りのこの時間はいつも、パズルです。
「智美ちゃん、先にコーヒーを飲んでおいで。」M先生が言います。
朝食から戻り、荷造りがやっとすみました。来たときにぺしゃんこだったバックパックがパンパン。おまけにすごーーーーーーーーーく重たい。「あの〜、空港までタクシーで行きませんか?」二人とも賛成してくれました。よかった。(Yちゃんも荷物がいっぱいだったのだ)でもタクシーで、正解だったのです。

チェックアウトを済ませ
フロントでタクシーを呼んでもらったのだけれど、なかなかこない。フロントのマダムも心配して外に見に行ってくれた。やっとタクシーのドライバーのお兄さんがやってきた。「いやあ、きょうはどこもかしこも通行止めで、ここまで車が入ってこれないんだ。」そして、私の荷物をよっこらしょと、肩にかついで・・・・ああ、お兄さん、重たいでしょ、ひ〜申し訳ない・・・車の止めてあるところに案内してくれた。ずいぶん手前で止めさせられたのね。フリードランド通りでは騎兵隊がコンコルド広場に向かって行進していく後ろ姿が見えた。
タクシーのお兄さんにチップをはずんだのは、言うまでもない。しかし、旅の終わりに所持している我々のお金はコインばかり。めいわくだったかも、お兄さん。親切な人だった、ありがとう。

空港の出発ロビーで
チェックイン・カウンターの前はすごい日本人の列ができていた。うはー。隣に立っていた年配の女性が「きょうはバスがストライキしていたから、おおあわてでタクシー拾って空港にきたのよ」わたしたち最初からタクシー選んでよかった・・・。
並んでいると、しばらくして、日本人のエール・フランスの女性係員がやってきて説明をはじめた。「きのう飛行機に乗りそびれたお客様が200人ほどいらっしゃいます。上海(中国の)経由でおかえりくださったかたには50000円バックいたします。」 あらまー。
一時間後航空券を受け取り、上海行きの飛行機は別のターミナルから出発するのでターミナルBだったかCだったかに移動した。

チェックインすると
なんと私の荷物は25キロもあった。 5キロオーバーではないか。
でも追加料金を取られることなく、「荷物は東京まで行きますからね」と言われた。
免税店でフォアグラのカンヅメをごそごそ買う。あ、チーズも。

飛行機に搭乗すると
3人の席はバラバラだった。けっこう空いていてお隣2席はいなかったので少しはゆっくりできそう。
普段飲まない赤ワインなど飲みながら「ホカポンタス2」を見てくつろいでいた。
何時間くらいで上海に着くのだろう・・・。ふと、いい匂いが・・・。
だれかカップラーメン食べてる。あたしも!

時間の流れがよくわからないまま、上海到着。トランスファーなんだけど・・・あれ、ここ、出口じゃないの?案内はないのかしら30分か1時間後に飛行機がでちゃうよ。
ところがナンの説明もないまま、時は流れ・・・一緒に乗ってきた日本人は20人ほどいたらしい。お客さん騒ぎ出す。「何で案内がないんだ」英会話のできる人が中国人の係員と交渉してくれている。
ユナイデッド航空は出発してしまった・・・。私たちを乗せないまま。
「わたしは日本航空です。皆さんには日航の飛行機に乗っていただきます。」新たにやってきた係員がそうもうします。なぜかパスポートを預けさせられ、入国させられました。そして・・・・ターンテーブルから荷物を持って・・・・ウッソー!(25キロ!)階段を登って上の階の出国ロビーに案内され、日航のチケットとパスポートを受け取り、ほっとする。たぶん、こうだ、私たちがパリの空港にいたときはまだ上海では時間が早くて連絡がいっていなかったのだろう。でも、ちょっとドキドキしちゃった。
今何時?
結局、上海空港に5時間ほどいましたね。こんなこともあるよね。
せっかくの中国なので、買い物を楽しむ。と、いってもお茶買って、本買って(また)、お土産用のハンコをつくったのですが。Yちゃんもたくさん本買っていたなあ。
待合室でお腹が空いたのでシャルル・ド・ゴール空港のカフェからテイクアウトしてきた、ホウレンソウのキッシュをぱくつく。M先生には「智美はいつでもどこでも食べている人」という印象を与えてしまったようだ。
飛行機は三人一緒の席だった。何時間後に成田に着くのかしら。

いやあ、何が起きるかわからないのが旅です。アクシデントもいま思えばいい思い出。
しばらくぶりのパリは楽しかったし、おいしかったし、中国のおまけまでついちゃって。
(そして、8ヵ月後またパリにいってしまったのでした)
END

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